1. はじめに:ホールでよくある「連チャン後狙い」
パチンコを打っていると、
隣の台が10連チャン以上している場面を目にすることがあります。
そんな時、こんな風に思ったことはありませんか?
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「あの台はもう出たから、しばらくは出ないだろう」
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「逆にまだ勢いが続くかもしれないから、座れば勝てるのでは?」
こうした「連チャン後の台はどうなるのか?」という疑問は、
多くのプレイヤーが一度は抱くテーマです。
この記事では、実際のデータや理論をもとに、
連チャン後の台を狙うのは有効なのか? を検証し、
正しい立ち回りに落とし込んでいきます。
2. 連チャンは「偏り」であり「必然」ではない
2-1. 抽選方式の基本
パチンコは1回転ごとに独立した抽選が行われています。
つまり、前回の大当たりや連チャン回数が、
次の当たりや連チャンに影響を与えることはありません。
例:1/319の台なら、毎回転1/319で大当たり抽選が行われるだけです。
「前に10連したから、次はハマるはず」も
「連チャンが続くはず」も、
確率的には根拠がないということです。
2-2. 連チャンが起こる理由
それでも実際に10連、20連といった
大連チャンが起きるのは、確率の「偏り」によるものです。
例えばRUSH継続率80%の機種なら、
理論上は20連する確率も存在します(約1.2%)。
つまり、「連チャン」は特別なモードに入ったわけではなく、
単に継続抽選に通り続けた結果なのです。
3. データ検証:連チャン後の挙動はどうなる?
ここでは実際のホールデータサイト(例:P-WORLD掲載の出玉グラフや個人の実戦データ)をもとに、
連チャン直後の挙動を観察してみます。
3-1. 連チャン後に即当たりするケース
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大連チャン終了後、数十回転で再び初当たりを引くこともあります。
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特に甘デジでは確率分母が小さいため、「連チャン即戻し」も珍しくありません。
3-2. 連チャン後にハマるケース
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逆に、連チャン直後から数百回転ハマるケースも当然あります。
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ミドル機では「連チャン後に即ハマり1,000回転」も頻繁に見られます。
3-3. 総合的な傾向
統計的に見ても、「連チャン後だからハマりやすい」
あるいは「当たりやすい」といった明確な傾向は確認されません。
あくまで確率通りに収束しているだけであり、
連チャン後の挙動は完全にランダムです。
4. では「連チャン後狙い」に意味はないのか?
結論から言えば、
「連チャンしたから打つ/避ける」という判断はオカルトに近いです。
しかし、まったく意味がないわけではありません。
以下のような観点で立ち回るなら実用的です。
4-1. 釘や回転率が優秀なら続行もアリ
連チャンしている台は「良釘=回転率が高い」可能性があります。
つまり、連チャン自体には意味がなくても、
その台が高回転だからこそ連チャンした可能性は十分にあります。
👉 ポイント:データではなく釘を見ることが重要。
4-2. ホールの調整癖を読む
ホールによっては「角台」「末尾台」など特定の台を強くする日があります。
その結果として連チャンしているケースもあるため、
データよりもホールの傾向を読む方が有効です。
4-3. メンタル面の効果
「連チャンした台に座ると気分的に当たりやすそう」と感じるプレイヤーもいます。
冷静さを保ちやすいなら、それも立派な立ち回りの一つです。
ただし理論的裏付けはないので、過信は禁物です。
5. 立ち回り戦略:データ検証から導かれる答え
以上を踏まえると、
連チャン後の台に座るかどうかは「釘と回転率」で判断するのが最適解です。
今回は簡単に紹介します。
他の記事で釘読みについて詳しく解説しているので
気になる方は是非覗いてみてくださいね!!
実戦での立ち回り例
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連チャン後の台を発見 → まずは釘をチェック。
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2,000円〜3,000円程度で回転率をテスト。
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ボーダー以上回るなら続行、下回るなら即移動。
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「連チャン後だから勝てる/負ける」という思い込みは捨てる。
6. まとめ:連チャン後は「狙う理由」にしない
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連チャンは確率の偏りにすぎず、次の挙動には影響しない
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「連チャン後だから勝てる/勝てない」という根拠は統計的に存在しない
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打つべき理由は 釘・回転率・ホール傾向 の3点
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連チャン後の台は「たまたま良台である可能性」を確認する材料にはなる
7. 結論
「連チャン後の台は勝てるのか?」という問いに対する答えは――
勝てるわけでも負けるわけでもなく、すべては確率通り。
つまり、連チャンという“結果”に惑わされるのではなく、
常に「回転率とボーダー」を基準に立ち回ることが、長期的勝利への唯一の道です。